レンズについて
全てのシートメタルのフレームは、レンズに溝掘り加工が必要となります。
コレクションやカラーリングによって推奨される溝幅や深さが異なります。
※1...ラッカーカラーで塗装されているモデルは、カラーの剥離を防ぐために各コレクションで 推奨されている加工サイズに +0.05mm 追加した寸法で加工してください。
レンズは非常に正確に加工する必要があります。ヒンジ部分のスリットのラインが平行になっていることが正確なレンズに仕上がっているかどうかの目安となります。初めは少し大きめに削り出し、徐々に適切なサイズに調整していくことが最も安全な方法です。また、フレームや塗装を傷つけるのを防ぐために、溝掘りをしたレンズはヤスリなどで角を丸くすることをおすすめします。
レンズにかかる負担を最小限に抑えるために、レンズのカーブに合わせ、フロントパーツ自体のカーブも調整してください。レンズが小さすぎる場合は、シリコンリングを溝に装着することで対処可能となります。
推奨レンズ素材
推奨されるレンズ素材は、ポリカーボネート、トライベックス、またはプラスチック(屈折率1.6または1.67)です。最小コバ厚は1.8mmですが、2mmを推奨しています。
Silkコレクションのレンズについて
Silkコレクションはレンズ交換の際にフレームを分解する必要はありません。
ヒンジパーツを破損させてしまう可能性もありますので、不必要な分解はお控えください。
Silk用のレンズは、取り付けの際にレンズが欠けることを防ぎ、スムーズにはめられるようにするため、表面の縁を42°の角度で面取りしてください。取り付ける時は、フレームの内側からはめるようにしてください。
Silkコレクションのフレームは、工具を使わなくてもレンズがはめられるように設計されていますが、必要な場合はワックス付きのデンタルフロスの使用をおすすめします。
シリコンリングのご案内
ic! berlinではレンズ加工時のリスクを減らすことの出来るシリコンリングをご用意しております。
※シリコンリングとはレンズの溝に嵌めることの出来るシリコン製の輪ゴムです。
ic! berlinのシートメタルフレームではレンズにT溝加工を必要としますが、
「シリコンリング」を装着することでレンズに関するトラブルを解消します。
ic! berlinのオリジナルヒンジを使用したクラシックモデルだけでなく、特に、
ヒンジが開かないSilkフレームのレンズもよりストレスなく加工していただくことが可能となりますので、ぜひご活用ください。